NISAを始めると、多くの人が一度は迷います。
・ いつ売ればいいの?
・ 上がったら売るべき?
・ 下がったときはどうしよう…?
NISAは「買い方」ばかり注目されがちですが、
実は売却の考え方もとても大切です。
今回は、
これらを順番に整理していきます。
NISAで買った商品は途中で売却できます。
NISAはあくまで、
利益に税金がかからない制度です。
長期保有と相性はよいですが、
事情が変われば売ってもかまいません。
つまり、NISAは
「何のためのお金か」決めておく
方が売却時に失敗しにくいです。
・ 使う予定のお金が近づいたとき
・ 資産配分が偏りすぎたとき
・ 投資方針そのものを見直すとき
・ 個別株で前提が崩れたとき
売っちゃダメな例
・ なんとなく利益が出たとき
・ 一時的に下がって怖くなったとき
・ 周りが売っているから不安になったとき
- 使う時期が近づいたとき
もっともわかりやすい売却タイミング
それはお金を使う予定が近づいたときです。
住宅購入の頭金に使う来年から教育費が増える退職後の生活費として取り崩す
このように、使う時期が見えてきたら、
少しずつ現金化を検討するのが自然です。
NISAは非課税で保有できますが、元本保証ではありません。
近いうちに使うお金を
株式中心の投資信託に置いたままにすると、
必要な直前に相場が下がるリスクがあります。 - 生活防衛資金が足りないと気づいたとき
積立を続けているうちに、家計が厳しくなる。
現実に十分あり得ることです。
本来なら、こういう時の保険として
生活を守るための預貯金が必要です。
ただし、実際には現金だけで
足りない場面もあります。
無理して家計を圧迫するより、
必要額だけ部分的に売る方がよいときもあります。
生活防衛資金はいくら必要?生活防衛資金とは何か、いくら必要なのかを分かりやすく解説しています。 - 資産配分が偏りすぎたとき
株式70%のつもりだったのに、気づけば90%になっていた
米国株に偏りすぎている
1つの銘柄だけ大きく増えている
このようなときは、
売却してバランスを整える判断が有効です。
これを一般にリバランスといいます。
NISAでは「ずっと持つこと」が強調されやすいですが、
自分が取れるリスクを超えているなら、
一部売却はむしろ健全な見直しです。 - 個別株の前提が崩れたとき
あなたが投資信託ではなく、
成長投資枠で個別株を買っている場合は、
売却判断がかなり重要になります。
😱 業績が大きく悪化した💰 配当方針が変わった📉 競争力が落ちた📰 不祥事や経営問題が起きた✘ そもそも買った理由が崩れた
個別株は、
インデックス投資のように「市場全体の成長を待つ」前提とは違います。
企業ごとの事情で、
回復しないまま長く低迷することもあります。
個別株の売却タイミングは、
買った理由が今も成り立っているかで判断するのが基本です。 - 投資方針を根本から見直すとき💭NISAを始めた当初
・ 何となく人気商品を買った
・ とりあえずオルカンを積み立てた
・ YouTubeやSNSを見て始めた💡家計や価値観が変わると…・ リスクを下げたい
・ 取り崩しを前提にした設計にしたい
・ NISAとiDeCoの役割を分けたい
このように、
時間がたてば考え方も変わります。
目的に合わない商品を持ち続けるよりも
方針の見直しとして売却した方が
後悔は少ないです。
先ほど、少し触れました
含み益が出たから、なんとなく売る…
下がって、怖くなってきたから売る…
SNSやニュースに影響されて売る…
始めたころなら、
誰でも経験するのではないでしょうか。
・せっかく上がったから
・周りが言ったから
そこに出てくる感情は「焦り」や「不安」です。
でも、それは時に上がる時に買い、下がる時に売る
という、悪循環に陥ります。
あなたが、その商品を買った理由や目的は何でしたか?
それがブレていないのなら、売るのは早計です。
一度、初心に戻って考えてからでも
遅くはありません。
これは非常によくある悩みです。
答えは何に投資しているかで変わります。
慌てて売らない方が良いです。
広く分散されたインデックス投資は
特定の企業ではなく、市場全体に分散して投資しています。
短期で大きく下がっても
長期で見れば回復してきた歴史があります。
あなたが長期として商品を選んだのであれば、
・目的
・保有期間
を再確認してください。
📝個別株の場合
インデックス投資とは売却基準が違います。
・業績悪化
・構造変化
などの理由から株価が戻らない場合があります。
個別株の下落は
「一時的な値動き」か、「投資前提の崩れ」か
分けて考える必要があります。
あなたがその商品を買った理由は崩れていませんか?
一度、冷静に確認してください。
ここでは、
NISAを運用する目的で上がりやすい
・老後資金
・教育資金
での売却を中心に、整理してみます。
- その①: 一括で全部売らない老後に入ったからといって、
最初に全額売る必要はありません。
使う分だけ少しずつ取り崩す方が、資産寿命を伸ばしやすいです。
その②: 数年分の生活費は現金で持つ取り崩し開始前後は、
生活費の数年分を現金や預金で持つと、
下落相場でも慌てて売らずに済みます。
その③: 下落時の売却を減らす工夫をする・相場が大きく下がった年は取り崩し額を少し抑える
・現金部分から使う
という工夫で資産の減り方を穏やかにできます。 - その①: 使う3〜5年前から徐々に安全資産を増やす教育費は必要な時期がずらせないお金です。
そのため、早めの出口戦略が大切です。
直前まで株式100%で持つと、
一時的な下落で慌てることになりかねません。
使う3~5年前を目安に、
少しずつ現金化していくと良いです。
その②: 値上がりしている分を一部現金化するあなたの買った投資商品のうち、
値上がりしているものを選んで
少しずつ現金化します。
そのために投資に慣れた時期から
できるだけ分散した投資を心がけてください。
これをポートフォリオ運用と呼びます。
その③: 必要額に届いたら欲張らず確保する無事に目標の教育費まで現金化できたとしましょう。
まだ残っている資産は、
現金化しないことをお勧めします。
そのまま持っていれば、
老後資金や他の資金に回すこともできます。
「現金」だけ持っていると
大きなインフレなど
円の価値が大きく動いたときの保険になります。
2024年からの新NISAで、特に重要なポイントです。
金融庁によると、その商品の購入時の金額だけ、翌年以降に非課税保有限度額を再利用できます。
NISAの年間投資枠について、
さらに詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。
NISAの売却は次のように考えて、
整理してみてください。



